みくるぐるぐる 輪姦編



さて、俺がリクエストした体操服をガン無視され、朝比奈さんは今ボンデージを着ている。

というか拘束されて仰向けになっている。

更には。

つい数日前には考えられない猥褻な姿で俺にフェラチオしているどころか、

俺の中指と薬指を犯罪的に柔らかいま○こにくわえ込んでぐっちゅぐっちゅと淫靡な汁を泡立てている。

まあ指を動かしているのは俺なんだが。


長門が回すカメラの前で、超監督様の指示が出るまで俺はち○ぽと指を朝比奈汁でふやかしていた。

待て待て、ち○ぽはふやけないだろこの場合。

俺は苦笑が表情に出てしまったかとビビってチラリとハルヒを見た。

「キョン、カメラ目線になるな!」

ハルヒは鋭い声を飛ばした。

「折角アンタにしてはいい演技してたと思ったらナニ気ぃ散らしてんのよ。仕方ないから挿入シーンに移るわ」


撮影は情緒もへったくれもなく挿入シーンに移った。

考えてみれば俺と朝比奈さんとのまぐわいは全部ハルヒの目前で繰り広げられてるんだよな。

いや長門と古泉のも見ているんだがこの二人はなぜか余り意識に昇ってこないのは……

ハルヒに逆レイプされたのが引っ掛かってるんだろうか。

何だってあんな無茶をしやがったんだコイツは。


「んっふぅぅっ」

朝比奈さんが嵌められたギャグの向こうから感極まった声を上げた。

同時に膣がきつく痙攣するように締め付けて俺の射精を容赦なくねだって来る。

「んっぐぅぅ」

多分いま朝比奈さんは「いくぅっ」って叫んだと思うが、

俺も精子を思いっきり朝比奈さんの奥にぶちまける快楽に脳を融かされているのでよくわからない。


それにしても、なあおいハルヒ、これはどういうシーンなんだ。

このカップルは最初に結ばれた日も浅い内からこんなマニアックなプレイに耽るって設定なのか。


「涼宮さん」

「何?小泉君。混ざりたくなった?」

「ええ」

ええ、じゃねーだろ古泉よ。何お前そんなニコニコしながら積極的になってるんだ。

「積極的で大変結構。キョンだけだとどうも画面が締まらないのよ。

あのアホ面はカメラ栄えって概念から5万パーセク離れてるから」

「ではお言葉に甘えて。もぞもぞ動くアナルを眺めていたら疼いて仕方ないんですよ」

その言葉を聴いた瞬間、朝比奈さんの中がぎゅうっと締まった。

何か叫んだがギャグを咬まされているので意味はわからない。

涙目で何かを一生懸命訴えているのだが、やっぱりわからない。

まあ、今から二穴攻めを開始します、と宣言されたら中がぎゅうっともなるだろう。

涙目と、膣でギューを同時にされたもんで俺は節操なく再び勃起した。

しかたないだろ俺は朝比奈さん大好きっ子なんだから。

ていうか古泉、お前アナル派だったんかい。


俺は朝比奈さんを抱きかかえて、いわゆる駅弁の体位にした。

朝比奈さんは俺の腕の中でイヤイヤをするように首を振り、超監督に向かって目で訴えた。

しかしその視線を受けて超監督は残酷にもこう言い放った。

「古泉くん、ズブっとやっちゃいなさいズブっと!」

古泉はガチガチになったブツを朝比奈さんのアナルに触れた。

お前フェラチオされてた時よりもガチガチにしてるだろこの変態め。

「んーッんーッ」

と朝比奈さんは再び俺に目で訴える。

そりゃ確かにイヤだよな。肛門に挿入されて射精されるんだから。

しかし涙目の訴えとギャグ越しの呻き声は正直なところ加虐心を煽られるだけで、

俺は早く朝比奈さんを攻め立てたくなっていた。

いや攻め立てるというか、イジメたい。

「みくるちゃん、最高よ!今あなたはアカデミー賞ものの表情をしているわ!」

珍しい。ハルヒと意見が合うとは。

古泉が少し力を入れる。

体内に異物感が生まれるのと朝比奈さんが目を見開くのは同時だった。

その瞬間朝比奈さんの中は幾度も痙攣して俺に絡み付いて来る。

朝比奈さん・・・?・・・もしかしてイってる?

それを引き金に古泉のが入った分だけきつくなった膣内を俺は突き上げる。

古泉もニタニタしながら動くので結構複雑な刺激が俺に伝わってくる。

朝比奈さんはといえば壊れそうに揺すられて呻きながらもなぜか俺を凝視している。

そしてその目には涙が溢れていた。

「有希!カメラは私が撮るわ!あのたぷたぷ揺れるおっぱいを攻めちゃって!」

おいおい長門まで混ざるのか。


膣を俺が、アナルを古泉が突き上げ、両乳首を長門が舌で転がし指でつまむ。

俺は場に飲まれているのと朝比奈さんの惨めな表情とに興奮度メーターが振り切れ、

初めて腰が勝手に動くという経験をした。

そして長門は無駄のないモーションで舌と指を動かしている、

ように見えるが俺に見えているのは秒間3万往復くらいしている舌の残像なのかもしれない。

古泉に関しては割愛させてくれ。膣内で蠢きを感じるだけで腹いっぱいだ。


こんな拷問に近い攻めを受け続け、朝比奈さんは気も狂わんばかりの

叫びを上げているんだろうがギャグでくぐもってしまう。

不意に朝比奈さんは唾液が漏れ放題の唇を俺に重ねてきた。

しかしギャグがガツンとぶつかってキスとは言いがたいものになる。ていうかむしろ痛い。

残念だ、折角朝比奈さんからのアプローチだったのに。

今のアドリブはハルヒ的にはどうだったんだろうな。

駆け昇ってくる射精感にまかせてガツガツ当たるギャグをガリッと噛んだのをきっかけに三人は絶頂を向かえた。

盛大に精液を注ぎ込んだ上、膣が痛いくらいに締め付けて来て最後の一滴以上のものを搾り取る。




さて、俺はまたハルヒに呼び出されて反省会である。

ディルドーを半裸のハルヒにずっぷずっぷとブチ込むのがどういう反省になるのか

俺には全く理解できないのだが、やれと言われたらやるしかない。

死刑は嫌だからな。

「勃起した?」

「は?」

「勃起したかって聞いてんの!んぁっ…

この私にこんなの突っ込んで興奮したのかって、あっっ、はぅ…っ聞いてんの……」

なんなんだコイツはと頭を抱えてみるものの、正直ガッツリ勃起している。

ズボンを下ろして脈打つ劣情を見せてやるとハルヒは一瞬ひきつったが、キッと俺を見据えて、

「それで私のアナルを犯しなさい」

と言いながら尻を俺に向けたもんだ。

突っ込まれたままのディルドーがハルヒの膣圧でひくひく蠢く様を眺めながらコイツはキチガイだと思った。

「アンタだってみくるちゃんのアナル犯したいでしょう?古泉くんだからいきなり巧くできたのよ。

キョン、アンタにぶっつけ本番は1那由多年早いわ。だから私で練習しなさい」

イチナユタネンとか呪文のように言いながらアナルをち○ぽに押し付けて来る。

だが…

「悪いハルヒ。俺アナルはダメなんだ」

しょんぼりと萎え始める我が息子。

「はぁ?意気地ないわねぇ」

「仕方ないだろ、性癖なんだから」

「キョンてホント肝心要でダメなインポ野郎よね!まいいわ。みくるちゃんのアナルは古泉くん専用にするから」

朝比奈さんはお前の道具じゃねぇっつーの。

と俺が心の中で突っ込んだ瞬間、ハルヒがキスしてきやがった。

しかも結構濃厚に舌を押し付け、絡めてくる。

完全に不意を突かれて間抜けな声を上げたが、その声はハルヒの口内に消えていった。

「でも口は大丈夫なのよね?」

ぱっと口を離して言うが早いかハルヒはフェラチオを開始しやがった。

「おまっ……一体何が、したい……んだ……」

ここまできたらイチイチ誤魔化すまでもないよな。はっきり言って気持ちいい。

俺はあっという間に再勃起して快楽に身を任せながらハルヒのフェラ顔を堪能していた。

「分かってると思うけど顔射の練習なんだからね!」

そう言うために一瞬だけ口を離し、すぐに再開する。

そんな練習が開始されていたなんて俺はもちろん分かってなかったが

ハルヒの顔射って言葉で口内射精した。

「んぶっ!バカっ!げほっ、顔に出さなきゃダメ――あひっ」

射精中に口から抜けば自動的に顔射状態だ。

ハルヒは整った顔を俺の白濁でドロドロにしながらも、

カメラ写りを精一杯考えているのか演技がかった角度で射精を受け続ける。

賢者タイムに若干入りかけている脳味噌には少々くどいエロさだが。

「いい?この画をしっかり頭に刻み込むのよ!それじゃ反省会終了!」

とハルヒは宣言したものだ。

今更ながら何なんだコイツは。




SOS団の部室で延々と繰り広げられる乱交。

クローズドサークルの中で完璧に満足しているハルヒ。

SOS団と部室という結界にハルヒは自らを封印する結果となった。

やがて部室と外との時空間的つながりもなくなって行き、部室の時間軸は「放課後」で固定され、

SOS団は睡眠や疲労すら感じない性欲のみを追求する集団になっていた。


そう、世界はハルヒから解放されたのである。


動画をあてもなく編集している俺の横で長門がつぶやいた。

「これが、朝比奈みくるの所属組織の計画…」

「どういう事だ?」

「朝比奈みくるは未来人。だが、彼女は固有時間軸がずれているだけの存在にとどまっている。

涼宮ハルヒ、私、古泉一樹などが持つ異能的要素を朝比奈みくるは持っていない。

ごく普通の人間でしかない。あなたのように」

「うむ」

「しかし朝比奈みくるは涼宮ハルヒの性的欲求を喚起し増幅させる容姿形態や行動パターンを有している。

が、これらは異能と言うよりは単に彼女の性格に過ぎない」

「朝比奈さんはハルヒの萌え要素を悉く刺激するからな」

「萌えと定義するにはエロティック過ぎる感情ではあるが、大意に於いてはそう。

朝比奈みくるの所属組織は、前述した彼女の特質に着目し涼宮ハルヒの眼前に配置した。

組織の目論見通り涼宮ハルヒは朝比奈みくるに夢中になり、結果この状況をもたらした」

「て事は、ハルヒを巡る一連の思惑に勝利したのは未来人陣営だった、と」

「この対立構造を、勝負というアスペクトから判定するならそう」




「ご覧ください」

古泉は掌に例の光球を作った。

「コンプ研部長氏の一件同様、限定的ではありますが僕の能力が使える。

閉鎖空間も、もはや現れなくなりました。

いえ、この部室こそが閉鎖空間なのかもしれません」

「つまり俺たちのいるこここそが閉鎖空間だから、

その外、鶴谷さんや妹がいる世界はハルヒ無しSOS団無しの世界になったってことか?」

「そうです。我々は、生贄にされたのですね」

「ハルヒはこの状況に満足してるのか?」

「していないとでも?ふふ、そうですね、そんな疑問を持つのは極めてあなたらしい」

「意味が分からん」

「涼宮さんというのは慎ましい女性なのですよ。気付きましたか?」

「何を」

「彼女は貴方としてみたい事をまず朝比奈みくるにさせるんです」

「試してるだけだろ。朝比奈さんはハルヒのモルモットだからな」

「まったく、涼宮さんの奥ゆかしさには頭が下がりますよ」

俺は本気で分からないんだが、古泉がもの悲しそうなので更に混乱した。




みくるぐるぐる 完

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