「せんせ…まだおっきくなるのだ？」

絡み合った姿勢のまま尋ねる美羽の視線は熱っぽく潤んで揺れている。

身体の奥が疼くのだ。

いやらしい布越しに陰核を攻められて絶頂を迎えたものの、

今度は膣がもの足らなさを訴え始め、子宮が亀頭の加虐に飢えている。

「待ってて」

裕二は白濁にまみれた太ももから引き抜くと、コンドームを取りに行く。

三歩先の引き出しに入っているのだが、その三歩がひどく遠く感じられる。

最初から準備しておけばよかったのだが仕方がない。

美羽の元へ戻ると少し萎えた精気を口許へ寄せた。

汚れた陰茎を口に含み、吸う。生々しい味と匂いに期待が否応なく高まる。

裕二は美羽にフェラチオさせたままコンドームの封を切った。

生殖ではなく交歓を目的にした性交をするために作られた樹脂が外気に晒されるのを美羽はちらりと見た。

挿入しますという無言のの宣言だ。

すっかり屹立しきった裕二を口から引き抜き、コンドームを装着する一部始終を目と鼻の先で眺める。

樹脂独特の匂いと装着音。

「せっくすの匂いなのだぁ」

「セックスの匂い？」

「そうなのだ、ゴムの匂いはせっくすの匂いなのだ」

聴きながら裕二は巻きついてしまったゴムを少し戻して再び巻き下ろす。

「だから消しゴムの匂いでも・・・」裕二は美羽に覆いかぶさる

「せんせーを思いだしていやらしい気持ちになっちゃうのだ・・・」

「へぇ。ゴムの匂い好き？」

「嫌いなのだ」

「難しいな」

会話をしながらブルマをずらす。

「匂いは嫌いだけど、いやらしい気持ちになるのは好きなのだ」

やわらかな肉の稜線がねっとりと現れる。

「じゃあ輪ゴムの匂いでも美羽はいやらしくなるのかな？」

「輪ゴム？・・・試したことないからわかんな・・・ふぅッ・・・」

裕二が割り入ってきて声と意識が途切れる。

「いやらしい気持ちになれるなら嫌いな事も美羽は進んでするのか？」

ゆっくりなぶるように入り口で前後する。

「する・・・ぅ・・・のだ・・・っあ」

「美羽はいやらしい子だな」

中程まで挿入して耳許で優しくなじる。

「いやらしくないのだ・・・ひどい事言わないで欲しいのだぁ・・・んんっ」

一番奥にじりじりと進んで行く。

「なあ、精子って美味しいのか？」

「はぁ…あ…不味いのだ。すっごく不味いのだ…」

美羽は味を思い出してうっとりとする。

「じゃあ何で口に射精されたがるんだ？何で一生懸命飲むんだ？」

子宮口を亀頭で愛撫する。

「いやらしい…気持ちになるのだ・・・身体のっ、ぁん・・・奥がじわーって、あんっ」

「やっぱり美羽はいやらしいじゃないか」

あくまでも優しく断じて裕二は腰を振り始めた。

「あっ、あっ、はぁぁあっ、ひどいのだ…あんんっ」

「いやらしい気持ちになりたいから口に不味い精子をたっぷり射精されて、すごく嫌な思いをしたいんだろう？」

腰を打ち付けると柔らかな太ももが弾む。

「はぁっ、あっ、あっ！・・・もいっかい言ってくださいなのだ」

「何を？」

「せーし、とかっ・・・はぁんっ・・・しゃせーとかぁっ」

美羽はしがみついて懇願した。

裕二は後背位に体位を変え、のしかかって美羽の逃げ場を封じる。

「精子を、美羽の、口内に、射精する」

熱くなった耳許に単語を流し込む。

美羽は言葉に犯される快楽に歯を食いしばって耐える。

「セックス、挿入、愛撫、凌辱、絶頂」

耳が熱い吐息と声音に煽られ、幼い脳をその声が綴る単語に焼かれ、身体を卑猥な肉に犯される。

「ひぅっ、しゃせーがいいのだ。せんせーの声でしゃせーって言って欲しいのだぁ・・・」

全身に鳥肌を立たせ総毛立ちながら、美羽は自分にとって一番卑猥な単語を求める。

激しく出し入れしながら裕二は単語を区切って囁く。

「白濁した、精液を、膣の、一番奥に、射精する。子宮に、射精して、精子が、犯す」

「ああっ、だめぇ・・・ッッ」

美羽が達した。腕の中でぶるぶると震え、膣が精液を求めて収縮する。

「く・・・いやらしい、身体だなっ！」

美羽の膣の収縮は裕二を強引に射精へ導いた。

「射精…っ、してるぞ…。精子が、美羽の中に溢れて行くぞ」

熱の籠る震えた声で美羽の鼓膜を愛撫する。

精液で膨らまされた樹脂の先が子宮口に熱い口付けをする。

「かはぁあっ！しゃせぇっ、しゃせぇぇっ！」

無意味に言葉を撒き散らしながら美羽は絶頂に溺れた。

精液を大量に蓄え込んだコンドームとともに萎えた陰茎が抜け落ちる。

疲れ果てた美羽はそのまま横様に崩れて失神するように寝入ってしまった。

眠る美羽の横で後始末をしながら、裕二は改めて自分の性欲と相談し始めた。

もう過ちを犯すほどのたぎりは尽きたか。それともまだ足りないのか。

種火すら残すわけにはいかないのだ。

ひとたび燃え上がってしまった情欲を抑えるのはかなり難しい。

まして周囲を数百人の中学生に埋め尽くされた中で情欲の火を抑えるのは、油の海の中で消火に精を出す事と同義だ。

どんなに小さな種火であっても、燃料の中に放り込めば燃え上がる。

裕二は傍らの美羽をちらりと見た。

劣情の疼きが芽生える。

裕二は自分に呆れながらコンドームを外し、固くなり始めた肉棒を美羽のブルマに擦り始めた。

中学生の柔らかな肉体とブルマの感触を脳に刻み、太ももに亀頭を滑らせて射精感を煽る。

ここから先の射精に快楽はない。

煩悩を絶つための苦行になるだろう。

目覚めない美羽を仰向けに転がすと、幼い寝顔や唇、乳房、ブルマの稜線と太ももを舐めるように視姦し、

時に本当に舐めながら、裕二は射精を重ねて夜を更かすのだった。

つづく